VMware ESXi3でゲストOSのクローンを作成する(2)
・VMware ESXi3でゲストOSのクローンを作成する では、VMware ESXi3単体でゲストOSの複製を作成する方法を解説しましたが、エキスプローラでコピーするみたいでスマートではありませんでした。
VMware社から有償で提供されているVirtualCenter Serverを導入することで、ゲストOSの複製(クローン)はスマートに生成することができます。今回は、VirtualCenter Serverを介してのクローン作成の手順を解説します。
VMware Infrastructure ClientでVirtualCenter Serverに接続します。コピー元となるゲストOSを選択し、右クリック・メニューを表示させると、ESXiサーバの時にはなかったCloneが選択できます。
Clone Virtual Machine Wizardのダイアログが表示されるので、新しいゲストOSの名前を入力してください。
VirtualCenter Serverでは、複数のロケーション、サーバ群をdatacentersとして管理できるようになっており、ここではコピーして作るゲストOSを管理する場所として、HOMEというロケーションを選択しています。
Custmize using the Customization Wizardを選択します。
VMware Infrastructure Client Linux Guest Customization Wizardのダイアログが開きます。
ここでは、Use the virtual machine nameを選択し、Domain Nameにイントラ用ドメインでも入力しておきます。
次にネットワークの設定を行います。Custom settingをチェックして先に進みます。
カスタマイズするNICを選び、Customizeボタンをクリックします。
コピーによって新規作成されるゲストOSのIPアドレスを設定します。
続いて、サブネットマスクとデフォルトゲートを設定します。
DNSの設定を行います。
コピーが始まります。 この間、ゲストOSとストレージ(データストア)の設定変更や次のコピーなどを行ってはいけません。
Completedになれば完了です。スマートですね!