Wind Netbook U100のSSD換装とメモリ増設
Wind Netbook U100 Vogueの内蔵HDDをSSDに換装し、メモリも増設してみました。まずは元の状態で、CrystalDiskMark 2.2でベンチマークを取っておきました。(下の写真) 搭載しているHDDは、WesternDigitalのWD1600BEVT(2.5inch/SATA/160GB)です。
回転数5400rpm、キャッシュ8MB、平均シークタイム12msなので、こんなもんでしょう。
今回、交換するSSDは、SAMSUNG MCCOE64G5MPP-0V(2.5inch/SATA-SSD/64GB/SLC)だ。Intel、Mtronと並んで高性能であることが某巨大掲示板でも話題になっている。
メモリは、DDR2 667MHzの200pin SO-DIMMだ。12月末現在で、アキバのソフマップで1GBが2,480円だった。メモリ価格の暴落は、ユーザとしては嬉しい限りだが、世界の経済は大丈夫なのか?と心配になってしまう。
それでは、U100を分解していきます。
■注意 ・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。 ・このブログ記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害は、なべラボ、および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。 |
裏返し、ACアダプタを抜き、バッテリを取り外して、作業開始です。 左の写真の赤丸の9本のネジを外していきます。9本目は保証シールの下になります。綺麗には剥がれず、このネジを外すことで保証外になります。覚悟して作業しましょう。 ネジを9本とも外したら、フタのバッテリ側にツメが2箇所ありますので、それをピンセットなどで慎重に外します。サイドは、VGAコネクタの逆側でマイナスドライバーなどを使って少しずつ隙間を作り、フタを取り外します。
フタを取り外した様子です。左上から順に、無線LANモジュール、HDD、メモリスロットとなります。
無線LANモジュールを取り外すために、アンテナケーブル2本(写真の赤丸)を外します。モジュールはコネクタ(写真赤い四角)から引き抜くだけです。モジュールを抜くと、下にHDDを固定しているネジが見えます。
SSD換装とメモリ増設の完了です。ボタン電池をSSDの下部にうまく固定します。 あとは、逆順に組み立てを行います。
ACアダプタを付けると、無事起動しました。 Wind Netbook U100には、リカバリ・ディスクが付属しているので、まずはリカバリしてみます。あとでクリーン・インストールも行います。SSDにはクリーン・インストールがいいというのを検証するためです。 USB外付けDVDドライブを取り付けて、リカバリ開始。SSDのおかげでさくさく進みます。
ベンチマークを取ってみました。SAMSUNG MCCOE64G5MPP-0V(2.5inch/SATA-SSD/64GB/SLC)は、シーケンシャル・リード&ライトだけでなく、ランダム・リード&ライトも速いです。SLCだから、プチフリも関係なく、Intelほど高くないので、オススメのSSDです。
それでは今度はクリーン・インストールです。メディアは、WindowsXP Professional with SP3(32bit)のDVD版です。USB外付けDVDドライブから、さくさくインストール・・・といきたいところですが、最近、よく途中でファイルを読めないとエラーが出ます。 対策としては、インストールの段階が、再起動前なら、メモしておいてスキップで先に進みます。メモから、デスクトップのXPでファイル検索して、USBメモリなどでインストール終了後にコピーする方法です。ファイル検索ではファイルの存在場所もメモしないといけません。ServicePackのバージョンも合わせておいたほうがいいでしょう。 インストールで後半の再起動前に、ファイルがコピーできないと言われるときのために、インストールCDの内容をまるまるUSBメモリにコピーして、USB外付けDVDドライブと共に最初から挿してあります。インストールの前半では認識してくれませんが、後半の再起動後は、DVDドライブでエラーになったときに、USBメモリを指定すれば読めます。
XPをクリーン・インストールした結果です。DVDリカバリに比べて、良くなっている数値もありますが、悪くなっている数値もあるので誤差と思った方が良いのではないでしょうか。バックアップ・ソフトを使った場合は、レジストリなどの関係で遅くなるのかも知れませんが。
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