Intel X25-Mの殻割とベンチマーク比較

Intel X25-MIntelSSD「高性能だが高価」というイメージが定着しているが、Intel X25-Mアキバ店頭での価格が32,800円という価格帯まで落ちてきた。
Akiba PC Hotlineの価格推移のグラフを見ると、2008年9月27日に74,800円でアキバ店頭での販売が開始された Intel X25-M は、その後、段階的に価格が下落し、約半年で半額以下の水準まで落ちてきたことになる。ストレージは1年で同じ価格で容量が倍(=1年で同じ容量で半額)といわれるが、競争の激しいMLCSSDはその倍のペースで価格が下落しているということだ。
タイミングとしては絶妙で、OCZ社のVertexシリーズが人気になり、同じような構成のSSD製品が出揃ってきたタイミングで、この価格帯になるというのは凄いコントロールだと思う。さすがAMDとCPUの激烈な競争を繰り広げているだけあると思う。
そのライバルのVertexシリーズとベンチマーク比較をしてみる。

Intel X25-MOCZ VERTEX 新ファーム
Intel X25-M 80Gの測定結果OCZ Vertex 60Gの測定結果

CrystalDiskMark2.2の測定結果を見ると、シーケンシャル・リードの速度は、X25-Mが257.3MB/sに対し、Vertexが183.4MB/sと大きく引き離しているが、シーケンシャル・ライトでは、X25-Mの80.83MB/sに対し、Vertexの新ファーム(00.P97/1197)は93.43MB/sと、VertexがX25-Mのライト性能を凌駕してしまっている。Vertexは新フォーム(00.P97/1197)でライト性能改善が行われている。
一方、WindowsなどのOS利用で重要だといわれている4Kランダム・リード、ライトの測定結果を見ると、リードはVertexが29.20MB/sで、X25-Mの20.36MB/sを抜き去っているが、ライトが、Vertexが6.854MB/sに対し、X25-Mは59.21MB/sと圧倒的な差となっている。このランダム・ライト性能で、X25-Mは他社のMLC-SSDの追随を許さない位置を依然キープしている。

なべラボといえば、殻割です。 (^^;)

■注意 ・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。 ・このブログ記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害は、なべラボ、および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。
Intel X25-MIntel X25-M
X25-Mの殻割とベンチマークについては以下のPC Watchのコラムでも掲載されているので比較してみると面白い。 ・第4回 Intelの超高速SSD「X25-M Mainstream SATA SSD」 部品などは細かいリビジョンが変わっているようだが、大きな変化はない。コーティングがされているのはノイズ対策だろうか? 全部、Intel製チップかと思っていたら、キャッシュだけサムソン製だった。Intelが自社製品に入れるんだから、サムソンも何気に凄いと思う。 かって、AMDが総力をあげてQuadコアCPUを出してきたときに、Intel関係者が「だって大量生産できるもん」と余裕で受け、Q6600をいきなり半額にして、アキバの深夜に祭りを起こしたことを鮮明に覚えている。そろそろSSDもQuadコアCPUくらいの市場に成長してもいいのではないだろうか。QuadコアにはIntel SSDとなれば、Intelも本腰を入れて、本気印のSSDを投入してくることだろう。それにしても今更ながら、こんな性能のSSDを半年前に投入していたIntelの底力を感じた。

OCZ Vertexのファームアップ速報!

OCZ VERTEXOCZ Vertexの新ファーム(00.P97/1199)が公開された。当ラボでは早速、ファームアップを実行し、ベンチマークを測定した。
後日、DOS版のツールが出るらしいが、現状はデスクトップPCなどの複数のSATAポートのある環境がないとアップデートが行えないようだ。RAIDカード経由などもNGで、IDEAHCIのシリアルATAポートに接続する。その際、写真のようにジャンパ・ピンをさす必要がある。なかなかぴったりなものがなく、少し慌ててしまった。HDDのものなどで流用してほしい。

先に、シーケンシャル・ライト性能のHD Tune Pro 3.50のベンチマーク測定結果を新・旧ファームで並べてみる。

OCZ VERTEX 新ファームOCZ VERTEX 旧ファーム
新ファーム(00.P97/1197)
OCZ Vertex 60Gの測定結果
旧ファーム(00.PT1)
OCZ Vertex 60Gの測定結果

確かに、大幅にパフォーマンスが向上し、グラフも安定してきている。

次に、CrystalDiskMark2.2のベンチマーク結果の新旧ファームの結果を並べておく。

OCZ VERTEX 新ファームOCZ VERTEX 旧ファーム
新ファーム(00.P97/1197)
OCZ Vertex 60Gの測定結果
旧ファーム(00.PT1)
OCZ Vertex 60Gの測定結果

予告されていたように、確かにライトの性能が向上しているようだ。

HD Tune Pro 3.50のランダム・リードの測定結果は次の通り

OCZ VERTEX

左側が新ファーム(00.P97/1197)、右側が旧ファーム(00.PT1)だ。あまり変わりがない。

HD Tune Pro 3.50のランダム・ライトの測定結果は次の通り。

OCZ VERTEX

左側が新ファーム(00.P97/1197)、右側が旧ファーム(00.PT1)だ。IOPS的にはそれほどの向上はないようだが、1MBとランダムのパフォーマンスが上がっているようだ。

HD Tach RWの測定結果は以下の通り、

OCZ VERTEX

なんだか、VertexがとてもいいSSDに思えてきた・・・。(´・ω・`) 高くなる前に128GB買っておけばよかった。

今回の測定環境は以下の通りだ。
・CPU: Intel Core2 Duo E6750 (2.66GHz)
・RAM: 8GB (2GBx4/DDR2-800)
・M/B: ASUStek P5K-VM (LGA775/G33)
・OS: WindowsXP Home 32bit SP3 IMSM(AHCI)

それではファームのアップ方法について解説する。


・新ファーム配布先

上記のサイトから以下のファームをダウンロードする。

・新ファーム(zip)

ジャンパを挿したVertexを、PC本体のSATAポートに接続し、OSを起動する。上記、新ファームを解凍すると、「ocz_release_1199」ディレクトリが展開される。
それぞれの容量別にディレクトリがあり、その中にある「indilinx_start.exe」を起動するが、OSがVistaの場合は、プロパティでXP(SP2)の互換モードを指定し、管理者権限で実行する。

OCZ VERTEX「plug in units and press OK button」のダイアログが出てくるので、OKをクリックする。

OCZ VERTEXDOS窓が開き、ファーム更新が行われます。1分ほどで終わります。(速いな・・・)

OCZ VERTEX「change the jumper setting (factory mode -> normal mode)」のダイアログが出てくるので、OKをクリックする。(ジャンパーピンはそのまま)

OCZ VERTEX「Unit production is completed. Remove attached units」のダイアログが出てくるので、OKをクリックする。(ジャンパーピンはそのまま)

OCZ VERTEX「plug in units and press OK button」のダイアログが出てくるので、キャンセルをクリックする。

これで、ファーム更新作業は完了です。電源を切って、ジャンパーピンを抜いて、使用可能になります。

某スレid:vFL/iPKh氏に感謝。 スレのみんなにも感謝。 Special Thanks! > Tony!






RocketRAID 2310とSSDN-S64B 4台でRAID-0ベンチマーク

RocketRAID2310 SSDN-S64BSuperTrak EX4350とSSDN-S64B 4台でRAID-0ベンチマーク」に続き、今度は、HighPointのRocketRAID 2310(以下、RR2310)に「エロ寒」ことアイオーデータSSDN-S64Bを4台接続し、RAID-0(ストライピング)のベンチマーク測定を行った。

CrystalDiskMark2.2のベンチマーク結果をSuperTrak EX4350の測定結果と並べてみる。シーケンシャル・リードは291.6MB/sとEX4350の331.8MB/sより低い数値となっている。EX4350は64MBキャッシュを搭載し、RR2310とは価格差で3倍の開きがあることを考えると、RR2310は健闘しているのではないかと思う。驚くのは、シーケンシャル・ライトだ。278.3MB/sというのは測定間違いじゃないか?と何度か取り直したが、同等の数値が測定できた。 ランダム・アクセス性能は、RR2310がリード 20.69MB/s、ライト 6.803MB/s、EX4350のリード 7.897MB/s、ライト 16.70MB/sと、リードとライト性能が逆転している。RR2310の数値は納得できる性能で、EX4350の逆転にはあまり納得していない。

RocketRAID2310 SSDN-S64BSSDN-S64B RAID
RocketRAID 2310 + SSDN-S60B x4
RAID-0の測定結果(100M)
SuperTrak EX4350 + SSDN-S60B x4
RAID-0の測定結果(100M)
RocketRAID2310 SSDN-S64B細かいベンチ比較は、あとにして、今日のもうひとつのテーマは「SSDは使うほどにパフォーマンスが下がる?」という疑問に対する検証だが、特にライト性能についての懸念が取りざたされている。
某巨大掲示板のスレでは「HD Tach RWでフルを行うと回復する」とあったので、実際にやってみた。注意してほしいのは、HD Tachには無償版や他のバリエーションがあるようだが「フル」ができるのは$49.95のHD Tach RWということと、検索して出てくるフリー・ダウンロードのものはウィルス付のクラック版だそうなので注意してほしい。

最初にHD Tach RWのQuickモードで普通に測定し、その後、Fullを試してみた。Fullは凄く時間がかかり、負荷をかけてるなーという感じ。

RocketRAID2310 SSDN-S64B
RocketRAID2310 SSDN-S64B
RocketRAID 2310 + SSDN-S60B x4 RAID-0
HD Tach RWの測定結果(Quick)
RocketRAID 2310 + SSDN-S60B x4 RAID-0
HD Tach RWの測定結果(Full)

RocketRAID2310 SSDN-S64B結果のグラフを見てもFullはなんかすさまじいw 大丈夫なのか?
さて、Fullのあと、再度、Quickモードで測定してみると、お!ライト性能が上がっている?
それに、リードもライトもギザギザだったグラフが平らになって安定しているように見える。

RocketRAID2310 SSDN-S64BCDMの結果を見て驚いた。シーケンシャル・ライトがリードより良くなってしまっている。ランダム512Kも上がっている。
こ、これは・・・ (^ω^;)

HD Tach RWのFullモード実行で効果があったんだけど、誰かこの理屈を説明できる人いますか?

次に、ファイル転送速度をCopySpdBenchで測定した。SSDの消耗が気になるので今回から試行回数を1回にしている。


CopySpdBench Build: [Sat Oct 25 17:01:27 2008]

OS: Windows XP (32bit)

Disk F: Capacity: Total=238.246[GB] Free=238.175[GB]

HL F: 100M 1File(s) 1Trial(s) : Average: 33.512[MB/s] ( 2.984[sec])

HL F: 512K 200File(s) 1Trial(s) : Average: 31.526[MB/s] ( 3.172[sec])

HL F: 4K 1000File(s) 1Trial(s) : Average: 5.557[MB/s] ( 0.703[sec])

HL F: 4K 5000File(s) 1Trial(s) : Average: 5.434[MB/s] ( 3.594[sec])

比較対照のEX4350は以下の通りなので、シーケンシャルのファイル転送速度はEX4350の方が優れているといえそうだ。価格差くらいの性能比が出ているかも知れないwww
4Kの5000ファイルもスムーズで、こちらはRR2310とEX4850でそれほど差は出ていない。


CopySpdBench Build: [Sat Oct 25 17:01:27 2008]

OS: Windows XP (32bit)

Disk F: Capacity: Total=238.253[GB] Free=238.183[GB]

HL F: 100M 1File(s) 5Trial(s) : Average: 95.238[MB/s] ( 1.050[sec])

HL F: 512K 200File(s) 5Trial(s) : Average: 83.963[MB/s] ( 1.191[sec])

HL F: 4K 1000File(s) 5Trial(s) : Average: 6.218[MB/s] ( 0.628[sec])

HL F: 4K 5000File(s) 5Trial(s) : Average: 5.666[MB/s] ( 3.447[sec])

測定環境は以下の通り

・CPU: Intel Core2 Duo E6750 (2.66GHz)
・RAM: 8GB (2GBx4/DDR2-800)
・M/B: ASUStek P5K-VM (LGA775/G33)
・OS: WindowsXP Home 32bit SP3


順次、更新します。




SuperTrak EX4350とSSDN-S64B 4台でRAID-0ベンチマーク

SSDN-S64B RAIDPROMISE SuperTrak EX4350は、SATAIIポート 4本のPCI Express x4対応のRAIDカードだ。最新ファームはRAID 6にも対応しているようだが、今回はSSD 4台のパフォーマンスをチェックしてみる。
SSD某掲示板で祭になったアイオーデータSSDN-S64Bだ。
スレの情報のおかげで格安SSDを追加ゲットできた。本当にオマイラに感謝している。ここはベンチでもとって還元したいと思う。
PROMISE SuperTrak EX4350SSDN-S64B RAID

まずは、CrystalDiskMark2.2のベンチマーク結果だ。比較対象として「格安SSDとRAIDカードで超速環境を実現!」の記事で取ったHighPoint RocketRAID 2310(以下、RR2310)とバッファローの格安SSDであるSHD-NSUM30G 4台のRAID-0のベンチを並べておく。

SSDN-S64B RAIDRR2310 SHD-NSUM30G
SuperTrak EX4350 + SSDN-S60B x4
RAID-0の測定結果(100M)
RocketRAID 2310 + SHD-NSUM30G x4
RAID-0の測定結果(100M)

さすがSSD 4台のストライピング(RAID-0)だけあって、300MB/sオーバーのシーケンシャル・リードをたたき出した。ライトも125MB/sといい数値だ。ランダム・ライトで16.70MB/sというのはプチフリから開放された世界が約束されている。ランダム・リードが逆に低いのが不思議だ。比較対照を見ると、ランダム・ライト以外は、RR2310の数値の方がいい結果が出ている。RAIDカードとSSDの特性があるので、組み合わせを変えて、あとでまた比較していこうと思う。
一応、CrystalDiskMark2.2の1Gでのベンチマーク結果も掲載しておく。

SSDN-S64B RAIDRR2310 SHD-NSUM30G
SuperTrak EX4350 + SSDN-S60B x4
RAID-0の測定結果(1G)
RocketRAID 2310 + SHD-NSUM30G x4
RAID-0の測定結果(1G)

RR2310の場合、400MB/sオーバーだ。EX4350+SSDN-S64Bは振るわず335MB/sにとどまっている。やはり組み合わせを変えて、再試験をする必要がある。SHD-NSUM30Gの場合は、RAIDを組んでもプチフリの可能性があるので、HD Tune PRO 3.50でのランダム試験をあとで行っていきたいと思う。

次に、EX4350+SSDN-S64BのHD Tune PRO 3.50の結果だ。

EX4350 SSDN-S64B RAIDEX4350 SSDN-S64B RAID
EX4350 SSDN-S64B RAIDEX4350 SSDN-S64B RAID

一見して、シーケンシャル・リードとライトが安定している。性能比較は、組み合わせを変えて行うつもりだ。ランダム・リードとライトは、プチフリと無縁の快適さが期待できる結果となっている。

次に、ファイル転送速度をCopySpdBenchで測定した。


CopySpdBench Build: [Sat Oct 25 17:01:27 2008]

OS: Windows XP (32bit)

Disk F: Capacity: Total=238.253[GB] Free=238.183[GB]

HL F: 100M 1File(s) 5Trial(s) : Average: 95.238[MB/s] ( 1.050[sec])

HL F: 512K 200File(s) 5Trial(s) : Average: 83.963[MB/s] ( 1.191[sec])

HL F: 4K 1000File(s) 5Trial(s) : Average: 6.218[MB/s] ( 0.628[sec])

HL F: 4K 5000File(s) 5Trial(s) : Average: 5.666[MB/s] ( 3.447[sec])

なかなかいい結果だと思う。プチフリを起こすSSDでは、上記の4Kのファイル5000個のコピーでスーパーフリーズ状態になると作者は言っているが、スムーズに測定が終了する。しかし「OCZ Vertex vs I/O SSDN-S64B ベンチマーク対決!」の記事で掲載したSSDN-S64B単独での測定結果を再掲すると、


CopySpdBench Build: [Sat Oct 25 17:01:27 2008]

OS: Windows Vista (32bit)

Disk F: Capacity: Total=59.624[GB] Free=59.535[GB]

HL F: 100M 1File(s) 5Trial(s) : Average: 95.402[MB/s] ( 1.048[sec])

HL F: 512K 200File(s) 5Trial(s) : Average: 75.415[MB/s] ( 1.326[sec])

HL F: 4K 1000File(s) 5Trial(s) : Average: 6.327[MB/s] ( 0.617[sec])

HL F: 4K 5000File(s) 5Trial(s) : Average: 5.406[MB/s] ( 3.613[sec])

変わってないジャンかー!ヽ(`Д´)ノ  (この測定結果が正しいとすれば)ファイル転送に関する限り、RAIDカードと追加3台のSSDN-S64Bは何の意味もないようだ。

PROMISE SuperTrak EX4350は、WindowsXPなどのインストール時にはレガシーなフロッピー・ドライブが必要になる。また、WindowsXPのドライバはSCSIPort driverでないと不具合を起こすので注意してほしい。

PROMISE SuperTrak EX4350の価格情報を検索したが、もう手に入らないようなので、後継製品のSuperTrak EX4650の価格を掲載しておく。高いな・・・。




OCZ Vertex vs I/O SSDN-S64B ベンチマーク対決!

話題のOCZ Vertexシリーズと「エロ寒」ことアイオーデータ SSDN-S64Bのベンチマーク比較を行うことにした。

その前に某巨大掲示板で「OCZ Vertexの殻割とベンチマーク」のVertexのベンチはAHCIモードで取ったのか?との指摘を受けたので、Vista入れてAHCIで測定環境組みなおした。同様のツッコミを避けるために今後の測定はVista環境で取ることにした。(XPでAHCIにすればいいじゃんというのは測定環境としてはどうかなーと思ったので、いっそのことVistaにしたよ)

OCZ VERTEX SSDOCZ VERTEX SSD
Vista AHCIモード
OCZ Vertex 60Gの測定結果
XP IDEモード
OCZ Vertex 60Gの測定結果

数%でも上がることを期待したが、少し下がった (´・ω・`) まぁ、このぐらいは誤差なので気にしないことにした。

OCZ Vertexシリーズとアイオーデータ SSDN-S64BのHD Tune Pro 3.50のシーケンシャル・リードの比較結果は以下の通り

OCZ VERTEX SSDSSDN-S64B
Vista AHCIモード
シーケンシャル・リード
OCZ Vertex 60G
Vista AHCIモード
シーケンシャル・リード
SSDN-S64B
あれ? 先日、XPのIDEモードで測定したときと違う・・・。

測定環境は以下の通り
・CPU: Intel Core2 Duo E6750 (2.66GHz)
・RAM: 8GB (2GBx4/DDR2-800)
・M/B: ASUStek P5K-VM (LGA775/G33)
・OS: Windows Vista Ultimate 32bit SP1

OCZ VERTEX SSDSSDN-S64B
XP IDEモード
シーケンシャル・リード
OCZ Vertex 60G
XP IDEモード
シーケンシャル・リード
SSDN-S64B
XPのIDEモードで測定した結果のほうがいい数値出てるジャン!ヽ(`Д´)ノ まるでハイブリッドHDDを導入したときのようなガッカリ感だ。 2台の比較としては、Vertex 60Gはいい数値をたたき出していると思う。


測定環境は以下の通り

・CPU: Intel Core2 Duo E6750 (2.66GHz)

・RAM: 8GB (2GBx4/DDR2-800)

・M/B: ASUStek P5K-VM (LGA775/G33)

・OS: WindowsXP Home 32bit SP3

AHCIはIMSMで取り直すことにして、IDEモードでの比較を続ける。

OCZ VERTEX SSDSSDN-S64B
XP IDEモード
シーケンシャル・ライト
OCZ Vertex 60G
XP IDEモード
シーケンシャル・ライト
SSDN-S64B
シーケンシャル・ライトは、アベレージで見ると、そう変わらない。


ランダム・リードもVertexが検討している。

OCZ VERTEX SSDSSDN-S64B
XP(IDE) ランダム・リード OCZ Vertex 60GXP(IDE) ランダム・リード SSDN-S64B


ランダム・ライトもVertexが検討した。 このテストの測定で、プチフリが起こるSSDはほとんど停止状態になるのだが、比較した2台ともスムーズに測定できた。

OCZ VERTEX SSDSSDN-S64B
XP(IDE) ランダム・ライト OCZ Vertex 60GXP(IDE) ランダム・ライト SSDN-S64B


価格.comのクチコミで、Vertex 60Gのファイル転送速度が知りたいとのリクエストをもらったので、ファイル・コピーをCopySpdBenchで測定した。


CopySpdBench Build: [Sat Oct 25 17:01:27 2008]

OS: Windows Vista (32bit)

Disk F: Capacity: Total=60.798[GB] Free=60.276[GB]

HL F: 100M 1File(s) 5Trial(s) : Average:181.028[MB/s] ( 0.552[sec])

HL F: 512K 200File(s) 5Trial(s) : Average:101.750[MB/s] ( 0.983[sec])

HL F: 4K 1000File(s) 5Trial(s) : Average: 6.260[MB/s] ( 0.624[sec])

HL F: 4K 5000File(s) 5Trial(s) : Average: 4.320[MB/s] ( 4.521[sec])

なかなかいい速度が出ていると思う。プチフリを起こすSSDでは、上記の4Kのファイル5000個のコピーでスーパーフリーズ状態になると作者は言っているが、Vertex 60Gではスンナリ測定が終わる。

SSDN-S60Bでも同じ測定を行った。


CopySpdBench Build: [Sat Oct 25 17:01:27 2008]

OS: Windows Vista (32bit)

Disk F: Capacity: Total=59.624[GB] Free=59.535[GB]

HL F: 100M 1File(s) 5Trial(s) : Average: 95.402[MB/s] ( 1.048[sec])

HL F: 512K 200File(s) 5Trial(s) : Average: 75.415[MB/s] ( 1.326[sec])

HL F: 4K 1000File(s) 5Trial(s) : Average: 6.327[MB/s] ( 0.617[sec])

HL F: 4K 5000File(s) 5Trial(s) : Average: 5.406[MB/s] ( 3.613[sec])

Vertex 60Gと比較すると見劣りするが、検討していると思う。プチフリも起こらない。このSSDN-S60Gがもう同じ価格では手に入らないのは本当に残念だ。サムソン純正品だと価格は、Vertexとあまり変わらない。価格が変わらないと考えると、OCZ Vertex 60Gはいい選択なんじゃないだろうか。

OCZ Vertex 60Gは、プチフリの起こる格安SSDと比較すると価格差はあるが、プチフリがなく、パフォーマンスもなかなかいいのでお奨めできるSSDだと思う。

しかし、なべとしては発売告知のプロモーションにはひとこと言いたい。ファームが違う、サンプル品だとかいろいろ憶測が飛び交っているが、JMチップ群のときはリード160MB/s、ライト80MB/sとか、割りと似たようなベンチを自分の環境でも取ることができて納得できていたのだが、このVertexの場合、公称値がいくらなんでも高すぎないだろうか?>OCZ社の公称値は「読み込み230MB/sec、書き込み速度135MB/sec」(30G/60G)

新コントローラー/キャッシュ64MB搭載のOCZ製SSDがデビュー(ASCII.jp)
64MBキャッシュ搭載のOCZ製SSDが3月上旬入荷(AKIBA PC Hotline!)

でも、この日経BPの記事は、記者自身が測定しているんだよなー。ファームが違うのかなー。

OCZの超高速SSD「Vertex Series」をベンチ(PCオンライン)







OCZ Vertexの殻割とベンチマーク

nabe20302009-03-05

SSDの注目株OCZのVERTEXシリーズがいよいよアキバ店頭で発売された。
当ラボでは、ベンチマークの測定とともにいつもの通り、殻割を行った。
HD Tuneでベンチ取るために、パーティション削除しようとしたら、表記が中国語のままだ。(^^;) 台湾からのデリバリそのままだな。Apexの時は英語表記だったぞ。
OCZ VERTEX SSD

先にCrystalDiskMark2.2のベンチマーク結果を掲載する。なんかアクセスが凄い(^^;;;
OCZ VERTEX SSD

OCZ VERTEX SSDリクエストがあったので、CDMの1000Mも掲載。

日経BPの測定と比較すると、ライトが遅い。60Gと120Gでは搭載キャッシュ量に差があるとか、いや同じだとか情報が錯綜していた。それとライト性能をアップさせる新ファームが近日出るという噂がある。日経BPのサンプル品は新ファームなのか?

以下、HD Tune Pro 3.50のベンチマーク結果も掲載していく。今回の測定環境は以下の通り。

CPU: Intel Core2 Duo E6750 (2.66GHz)
RAM: 8GB (2GBx4/DDR2-800)
M/B: ASUStek P5K-VM (LGA775/G33)
OS: WindowsXP Home 32bit SP3

画像をクリックすると拡大します。Intelとかに比べたら速いってわけじゃないけど、プチフリ起こすSSDをこのライト測定すると止まる。Vertexにはそれがなかったので、あ、速いって思った。プチフリはなさそうだ。
OCZ VERTEX SSDOCZ VERTEX SSD

OCZ VERTEX SSDOCZ VERTEX SSD

OCZ VERTEX SSDなべラボといえば、殻割です。 (^^;)

VertexシリーズはJM○△onの呪縛から開放されたようです。

■注意 ・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。 ・このブログ記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害は、なべラボ、および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。

OCZ VERTEX SSDOCZ VERTEX SSD

I/Oデータ SSDN-S64B の殻割

SAMSUNG SSD MMCRE64G5MPP-0VA先週の「今日の一言」で、特価SSDが買えなかったと騒いだ「アイ・オー・データ SSDN-S64B」だが、ようやくアキバ店頭で手に入れることができた。 記事が掲載された日に忙しくてアキバに行けず、翌日行ってみたら、午前中に完売だった・・・。とても悔しかったことを覚えている。

しかし、このSSDN-S64Bだが、なんでこんなに人気なんだろう?と不思議だった。当初は、64GBが9,980円、128GBが17,980円という格安だから?と思ったのだが・・・。
SAMSUNG SSD MMCRE64G5MPP-0VA実際、見てみたら、何これ、サムソンのMMCRE64G5MPP-0VAそのものじゃん (^^;)
市場でもっと高いものが、この価格で出てきたら即買いは当たり前だなw

・・・で、当然、殻割でしょう!w

■注意
・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。
・このブログ記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害は、なべラボ、および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。
このSSDN-S64Bだが、アイ・オー・データのブランドなのに「ノン・サポート」で初期不良2週間以内の交換対応だそうだ。(「挑戦者」ってどうなったんだろう・・・?) 本体には保証シールなどもないので、バラすのはとても簡単で、4本のネジを外すだけだ。 SAMSUNG SSD MMCRE64G5MPP-0VASAMSUNG SSD MMCRE64G5MPP-0VA
オール・サムソン製のチップで・・・、やっぱ似ているなぁと思ったので「SAMSUNG MCCOE64G5MPP-0Vの殻割」で掲載したサムソン製SLC SSDと比較してみる。 SAMSUNG MCCOE64G5MPP-0VSAMSUNG MCCOE64G5MPP-0V
MCCOE64G5MPP-0VSSDN-S64B MMCRE64G5MPP-0VA
MCCOE64G5MPP-0Vのチップ構成SSDN-S64B (MMCRE64G5MPP-0VA)のチップ構成
驚いたことに、基板のパターンや細かい部品、SLCとMLCのフラッシュ・チップの違いはあるにせよ、主要なコントロール・チップは共通に見えることだ。 つまり、サムソンのSSDコントローラは、SLCとMLCの両方に対応した共通のインターフェースを持ち、制御部分も共通化しているということだ。
SAMSUNG SSD MMCRE64G5MPP-0VACrystalDiskMark 2.2のベンチマーク結果は、シーケンシャル・リードが103.9MB/s、ライトが81.86MB/s と割りとおとなしめだったが、4Kランダム・リードが19.76MB/s、ライトが4.67MB/sと良好な数値が出ている。 JMicronのチップと違い、プリフリがないと言われているので、その辺についても確認をしていきたいと思う。 アイ・オー・データのノンサポート(初期不良2週間対応)とはいえ、市場で現在最安値で19,800円(2009年2月現在)のものが、9,980円で手に入るわけだから、アキバ店頭で見つけたら即買いすべきなのは間違いない。