OCZ Apex 60GBの殻割

OCZ SSD ApexOCZの新型SSD「APEX」は、リード230MB/s、ライト160MB/sという高性能で期待していたのだが、120GB、250GBが先行販売され、各サイトで報告が上がっている。殻割も行われており、以下の記事で基板とチップを確認できる。

・平澤寿康の周辺機器レビュー 第13回 OCZ SSD「Apex」シリーズ

その後、メーカから遅れて販売された60GB版について、リード230MB/sは変わらないが、ライトが110MB/sしかでないと注意がアキバ店頭に勧告された。チップ構成などが違うのだろうか?と大変気になった。

OCZ SSD Apexそこで早速、Apex 60GBを手に入れ、殻割を行った。

裏返して4個のネジを外すが、1個は保証シールの裏だ。小さいネジなので、精密ドライバーで取り外す。

■注意 ・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。 ・このブログ記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害は、なべラボ、および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。

OCZ SSD Apex表側には、サムソン製のMLCフラッシュ・チップが8個、お馴染みのJMF602Bが2個、RAID0を実現するJMB390が見える。 あれ?120GB、250GBとメモリ量以外に構成が同じ? 当初は120GB以上は、コントローラが違うか、JMF602Bを3個以上積んでいるのではないかと推測していたが、構成は同じということで、MLCフラッシュの特性が原因らしい。
OCZ SSD ApexOCZ SSD Apex
OCZ SSD ApexデスクトップPCに、Apexを接続すると、1パーティションNTFS領域が58.56GB認識できた。
OCZ SSD Apexシーケンシャル・リードが241MB/s、同ライトが103.2MB/sというスコアをたたき出した。一方、4Kランダム・リードが18.78MB/s、ライトが2.1MB/s程度なのでランダム・アクセスはそれほどでもない。 今回の測定環境についてメモしておく。 CPU: Intel Core2 Duo E6750 (2.66GHz) RAM: 8GB (2GBx4/DDR2-800) M/B: ASUStek P5K-VM (LGA775/G33) OS: WindowsXP Professional SP3 32bit